Re-Bear by 青工逢山
¥330,000 ($2,116.06)
【詳細】
横幅:約26㎝
奥行:約17㎝
高さ:約20㎝
素材:菅
【作品説明】
菅熊(すがぐま)
北海道の土産物として親しまれている木彫りの熊。
鮭をくわえたその姿は、家内安全や商売繁盛の象徴として長く愛されてきました。
けれどアイヌの人々にとって熊は、ただの動物ではありません。
山の神、キムンカムイ。恵みをもたらし、ときに人を試す存在です。
本作では、その熊に菅笠を被せました。
菅は神を迎える依り代となり、結界となり、魔除けとなる植物です。
同時に旅人は菅笠によって顔を隠し、素性を伏せて旅をしました。
さて、笠の下にいるのは何者でしょう。
神様でしょうか。
魔物でしょうか。
それとも、ただの熊でしょうか。
実は、作った私たちにもよく分かりません。
神道には、和魂( にぎみたま) と荒魂( あらみたま) という考えがあります。
神は人に恵みをもたらす一方で、災いや混乱をもたらす力としても現れる。
畏れるべき存在でありながら、同時に敬われる存在でもあります。
考えてみれば、本当に力のあるものは、いつもそうなのかもしれません。
新しい技術も、新しい思想も、新しい時代も。
現れた瞬間は、祝福なのか災厄なのか誰にも分からない。
だから人は物語をつくり、名前を与え、少しずつ付き合い方を覚えていくのでしょう。山で出会えば逃げ出したくなる熊が、木彫りになると何十年も茶の間に居座っているように。
怖いような。ありがたいような。
少し笑ってしまうような。
そんな曖昧さごと愛される存在に、この熊もなれたらと思います。
【アーティスト紹介】
青工逢山(せいこうおうざん)
日本の“世界の読み方”を、花と言葉で現代に立ち上げるアートコレクティブ。
日本に古くから受け継がれてきた自然観や民俗、歳時記、物語を起点に、華道を現代の表現へと再構成している。贈花、空間装花、インスタレーションなど、華道の枠を越えた作品制作を行う。
山や草木、動物、季節の移ろい。日本では古くから、自然を人間とは切り離されたものとして捉えるのではなく、ときに神として畏れ、ときに吉兆として祝い、そこに物語や意味を見出してきた。
青工逢山は、そうした日本人の「世界の読み方」や「見立て」を手がかりに、土地や人、企業、出来事の背景を読み解き、植物をはじめとするさまざまな素材を用いて、新たな景色へと立ち上げる。
作品には、その背景と思考を綴った「序詞」と、作品から生まれた言葉を記す「札」が添えられる。花や植物はいずれ枯れ、作品の姿は失われていく。一方で、言葉やそこで生まれた記憶は残り続ける。
消えていくものと、残るもの。
その間に生まれる記憶までを作品として設計する。
古い日本の感性をそのまま写すのではなく、そこから現代をもう一度見つめ直す。造形と言葉を通して、日本に受け継がれてきた世界観に、新たなかたちを与え続けている。
Web
https://seiko-ouzan.com/
Instagram
https://www.instagram.com/seiko_ouzan/
※商品画像はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、 お使いのモニター設定、お部屋の照明などにより実際の商品と色味が異なる場合がございますので、ご了承ください。


















